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山田 雄太(東海大望洋・3年)投手 

Category : 選手レポート
山田 雄太(東海大望洋・3年)投手 176/70 右/右 (かずさマジック入社予定)





                         「もう一皮むければ」





今年の千葉大会でも注目された選手で、オーソドックスなフォームからMAX145キロを記録する速球派。まだプロ云々には物足りないものがあったが、今後社会人に進むということで、もう一皮むければ面白い存在になりえるのではないのだろうか。

(投球内容)

ストレート 常時135~MAX140キロぐらい

驚くようなボールの勢いや球威はないが、両サイドに安定して投げ分けるコントロールがあります。そのため空振りを誘うというよりも、打たせて取る淡々としたイメージが残ります。両コーナーへの制球だけでなく、結構ストレートが低めに集まるところは好感。

変化球は カーブ・スライダーなど

小さく横滑りするスライダーを、ストライクゾーンから微妙にボールゾーンに流して振らせるのが、この投手の持ち味。そのほかに緩いカーブを織り交ぜて、緩急をつけるオーソドックスな配球。現状縦の変化などはないが、変化球の活かし方としては悪くない。

その他

クィックは、1.05~1.20秒ぐらいと基準レベルあり、牽制も実際には一塁に送球しなくても、動作自体は鋭いものが感じられた。特に投球以外の部分にも破綻はなさそうで、野球センス・運動神経も良い部類ではないのだろうか。

(投球のまとめ)

まだ投球の基本的な部分でしか勝負していないが、その土台となるものはしっかりしている。決め手となる変化球の修得や球威・球速の部分では発展途上なものの、土台がしっかりしているので成長は楽しみ。

投手としてのセンスも悪くなく、リリーフで押す投球よりも、先発で持ち味を発揮する方がいいかもしれない。社会人レベルで即通用するとは思えないが、数年先にはチームの主戦への成長を期待したい。

(投球フォーム)

ランナーがいなくても、ゆっくりとセットポジションから足を引き上げてきます。

<広がる可能性> ☆☆

引き上げた足は地面に向き気味で、それほどお尻は一塁側に落ちません。そういった意味では、見極めの難しいカーブの修得やフォークのような球種を身につけられるかは微妙。また「着地」までの粘りもイマイチで、今後の投球の幅を広げて行けるか、武器になるほどの変化球を身につけられるのかには不安が残る。

<ボールの支配> ☆☆☆

最後までグラブに内に抱えられているので、両サイドの投げ分けは安定。足の甲の地面への押し付けが浅く、ボールがあまり低めに押し込めません。しかし実際には結構低めにボールが来ているのは、制球を重視してかなり力をセーブしていからかもしれません。そうしなくても低めにボールが投げられるように、足の甲での深い押し付けや、「球持ち」をよくして、低めに投げられるようにしたい。

<故障の可能性> ☆☆

お尻が落とせない割に、カーブを結構投げるので肘への負担は気になります。振り下ろす腕の角度にも少し無理があり、肘が低い位置から急に角度をつけて投げようと引き上げるので、ボールを押し出すような送り出しになって肩に負担がかかっています。テイクバックした時に、前の肩と後ろの肩を結ぶラインよりも、肘が下がらないように注意したい。

<実戦的な術> ☆☆

「着地」までの粘りに乏しく、打者としては合わせやすいフォーム。その上前の肩と後ろの肩を結ぶラインが、打者に真っ直ぐ伸びて直線的なフォームであり、打者からは「開き」が早くなってボールが見やすい。

振り下ろした腕も、あまり強く身体に絡んで来ない。速球と変化球の見極めを難しくするためには、腕や上体をの振りをもっと鋭くしたい。ボールへの体重の乗せも不十分であり、まだまだ下半身の使い方も発展途上な印象を受ける。

(フォームのまとめ)

投球の4大動作である「着地」「球持ち」「開き」「体重移動」のいずれにも課題を残し、まだまだ実戦的なフォームだとは言えません。

足の甲の押し付けが甘く力をセーブしないと低めに投げられないので、どうしても腕が強く振れていません。肩や肘に負担のかかるフォームでもあり、フォームの上からは伸び悩む要素は少なくありません。

(最後に)

投球を見るかぎりは、投球の基礎が出来ており、あとは素直に肉付けして技量を高めれば将来面白い素材であるように思いました。しかしフォームなどを分析すると、課題も多く伸び悩む要素も少なくありませんでした。そういった課題と向き合い、少しずつ自分の欠点を改善しながら、パワーアップを図っていって欲しいと思います。今後も気に留めながら、その成長を見守って行きたいと思います。

(2013年夏・千葉大会)


テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

守屋 元気(春日部共栄・2年)捕手

Category : 選手レポート
             守屋 元気(春日部共栄・2年)捕手 175/73 右/右




                         「もう少し腰を据えても」




補球してからすぐに投手に返したり、スイングの際にも踏み込んだ足元がすぐに地面から離れてしまったりと、もう少し次の動作までの移行を遅らせて、地に足を着いたプレーでも好いのではないかと思ってしまう。忍耐力が求められる捕手というポジションにおいて、ちょっとプレーがせっかちに見える。

(ディフェンス面)

投手に強く返球したり、捕ったらすぐにボールを返したりと、投手の心理を気遣ってプレーする、そんなタイプではけしてないでしょう。バッテリー間のやりとりを見ていると、自分で主導権を握って、自分の意志で投手をコントロールしようとします。好い面は、内野や投手にしっかり指示が伝えられるなど、リーダーシップのある選手ではあるのですが。

ミットを投手に示すのは投げる直前と短く的をつけ難いのではないかと思いますが、グラブは地面の方には下げません。フットワーク自体は悪くないので、ワンバウンド処理などにもそれなりに対応。ボールを押し込むようなキャッチングもでき、キャッチング全体は悪くありません。残念ながら二塁までの正確なタイムは計測できませんでしたが、地肩はそれなりに強そう。塁間1.9秒を切ると言われる選手ですが、ぜひ夏までに一度生で確認してみたいものです。

(打撃内容)

旧チームから中軸を担い、右にも左にも打球を飛ばすことができます。

<構え> ☆☆☆☆

両足を揃えたスクエアスタンスで、グリップを高めに添えます。腰の据わり具合、両目で前を見据える姿勢は並ですが、全体のバランスとしては悪くありません。

<仕掛け> 早めの仕掛け

投手の重心が下る時に始動する「早めの仕掛け」を採用。対応力重視のアベレージヒッターであることがわかります。

<足の運び> ☆☆☆☆

始動~着地までの「間」は取れており、速球でも変化球でも合わせることができます。ベース側にインステップして踏み込むように、外の球を強く意識したスタイル。踏み込んだ足元はブレないので、外角の厳しい球や低めの球にも喰らいつくことができます。しかし地面から早く足が離れるので、払うようなスイングになりがち。本当は、打球を引っ張り込みたい打者なのではないのでしょうか。

<リストワーク> ☆☆☆

打撃の準備である「トップ」は早く作れているので、速い球に立ち遅れる心配はありません。しかしバットの振り出しは、少し体から離れて出ており遠回り。バットの先端であるヘッドも下がっていて大きな弧は描きますが、確実性の高いスイングではありません。

<軸> ☆☆☆☆

足の上げ下げはありますが、目線は大きくは動きません。体の開きもなんとか我慢出来ていますし、地面から軸足が真っ直ぐ伸びており、綺麗な回転で打ててはいます。調子の波は、比較的少ないのではないのでしょうか。

(打撃のまとめ)

スイング軌道にロスを感じるので、全国レベルの投手相手だと、ちょっと厳しいかなぁと思える部分もありました。捕手としては一定レベルの打力はありますが、まだまだ課題も少なくはありません。

(今後は)

捕手としては、投手への配慮やプレーにきめ細やかさがなく、好みの捕手ではありません。同じ埼玉でも 長野 創太(川越東)捕手とは対照的なタイプかと。2014年度の埼玉を代表する捕手として注目されると思いますが、まだまだ全国レベルの捕手ではないように思います。夏までに、どのぐらい攻守に精度を上げて来るのか注目して見守って行きたいと思います。

(2013年夏・埼玉大会)

テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

戸崎 尚哉(栃木・白鴎大足利・3年)投手

Category : 選手レポート
戸崎 尚哉(栃木・白鴎大足利・3年)投手 179/65 右/左





                          「かなりの個性派」





腕を前に大きく突き出し、重心を深く沈めながら前の肩は上がり後ろ肩は下がる、まるでやり投げでもするような独特なフォームから投げ込んで来る 戸崎 尚哉 。フォームは変速でも、投球はオーソドックスな好投手だった。

(投球内容)

ランナーがいなくても、セットポジションから投げ込んできます。軸足に体重を乗せきる前に、膝を折って重心を下げてしまうフォーム。

ストレート 常時135キロ前後~後半

ボールの勢いは、想像以上のものがありました。どうしても肩を上げて投げ込むフォームなので、ボール全体が高いのが気になります。それでも、両サイドに投げ分けられるコントロールはありました。

変化球 カーブ・スライダー・チェンジアップ

緩いカーブを右打者外角に集めたり、外角高めにスライダーでカウントを稼いだり、左打者にはチェンジアップなども織り交ぜます。カウントを稼ぐ変化球は豊富ですが、相手を仕留めるほどの球種がないのが課題でしょうか。

その他

マウンド捌きやコントロールなどは良いのですが、クィックが1.25~1.35秒ぐらいかかるなど、少し遅い気が致します。

(投球のまとめ)

コントール・マウンド捌き、ボールの勢いなどもそれなりなのですが、コースを突いた球でも合わされやすいのが欠点。テイクバックした時に、前の肩と後ろの肩を結ぶラインが、打者に真っ直ぐ伸びて正対しやすいので、打者からはボールが見やすいのではないのでしょうか。

(投球フォーム)

<広がる可能性> ☆☆☆

引き上げた足を高い位置でピンと伸ばすので、お尻は一塁側に落とせます。そのため見分けの難しいカーブやフォークのような縦に鋭く落ちる球種を投げるのには無理がありません。

ただ「着地」までの粘りがイマイチで、体を捻り出す時間が不十分。こうなると、変化球が充分曲がり切らないことが多く、武器になる球種が身につけ難いことになります。

<ボールの支配> ☆☆☆

グラブは最後まで体の近くにあるので、両サイドの投げ分けは安定。しかし前の肩が上がって投げるだけでなく、膝小僧まで深く重心を沈めてしまい、返ってスパイクのエッジが使えずボールを低めに抑え込めません。また「球持ち」も浅く、ボールを低めに押し込めません。

<故障のリスク> ☆☆☆

お尻は落とせているので、カーブやフォークなどの球種を投げても無理はないはず。しかし腕の角度に関しては、無理に角度をつけて振り下ろそうとして、腕の送り出しに無理があります。これでは、肩に大きな負担がかかってしまうのではないのでしょうか。

<実戦的な術> ☆☆

「着地」までの粘りがもう一つのため、打者としては苦にならないフォーム。そのため体の「開き」も早く、コースを突いた球でも球筋を読まれ打たれてしまいます。

振り下ろした腕のもイマイチ振れておらず、速球と変化球の見極めもつきやすいはず。重心が深く沈み過ぎて、ボールに上手く体重が乗せられず、体重移動もままなりません。

(フォームのまとめ)

投球の4大動作である「着地」「球持ち」「開き」「体重移動」では、いずれにも課題を抱えており実戦的とは言えません。故障の危険性も否定できませんし、コントロールも高めに上吊ることが気になります。

(最後に)

かなり個性を重視してくれる環境で、野球を続けられることを期待します。両サイドへのコントロール・マウンド捌き、ボールの勢いはあるので、地方リーグならば充分野球を続けて行ける素材ではないのでしょうか。また何処かで、その投球に出会えることを楽しみにしております。

(2013年夏・栃木大会)

テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

川村 大二朗(奈良・智弁学園)投手

Category : 選手レポート
川村 大二朗(奈良・智弁学園)投手 184/88 右/右





                    「野手としての資質の方が高いのでは?」





智弁学園のエースとして、最後の夏はマウンドに上っていました。184/88 の骨太の体格から、厚みのあるストレートを投げ込んで来る剛球投手。

(投球内容)

ランナーがいなくても、セットポジションから投げ込んできます。ただ腕が身体から離れて軌道する外旋で、また肘がしならないスリークオーターです。

ストレート 常時135~140キロ前半ぐらいか

ハッキリした球速はわかりませんが、恐らく常時135~140キロ前半ぐらいは出ているのではないのでしょうか。打者の空振りを誘うような伸びやキレはありませんが、球威のある見応えのあるボールを投げ込んできます。そのた、め相手のバットを押し返すボールの力で詰まらせるのが特徴。

また見た目のゴツさとは違い、右打者の外角に集める制球力は確かで、けして荒れ荒れの投手ではありません。

変化球 カーブ・スライダー・フォークなど

結構緩いカーブを多く使って投球を組み立ててきますが、腕の振りが緩いので上のレベルでは使えないのではないのでしょうか。その他にスライダーやフォークなどもありますが、それほど精度・キレに特徴はなく、信頼できるのは、ストレートということになります。

その他

大型ですが、牽制が非常に素早くターンできるのが特徴。フィールディングの動きもまずまずで、クィックも1.1秒前後でまとめられるなど、運動神経の良さが光ります。将来的に野手の方がという理由の一つには、大型の割に動けるからという理由も大きいわけです。

(投球フォーム)

<広がる可能性> ☆☆☆

引き上げた足をピンと伸ばせないまま重心を下げてしまうので、お尻が充分に一塁側に落とせず、身体を捻り出すスペースが確保できません。こうなると腕の振りの見分けの難しいカーブを投げたり、フォークのような縦に鋭く落ちる球種の習得は厳しいと考えられます。

「着地」までの粘りは悪くないので、身体を捻り出す時間は悪くはありません。そういった意味では、上記のような身体をひねり出して投げる球種以外は、習得できる可能性はあります。将来的には、スライダー・カットボール・チェンジアップ・ツーシーム・スピリットなど、比較的球速のある変化球でピッチングの幅を広げて行くことになるのではないのでしょうか。

<ボールの支配> ☆☆☆☆

グラブはしっかり抱えきれておらず、両サイドの投げ分けに不安を感じます。それでも、右打者外角へのコントロールには信頼できるものはあります。足の甲では深く地面を捉えており、ボールが上吊り難いのではないのでしょうか。「球持ち」も思ったより前で放せており、外旋するフォームの割には、コントロールが良いように思います。

<故障のリスク> ☆☆

お尻を落とせないフォームの割にカーブを多投するので、肘への負担は少なくないのでは。腕の角度はスリークオーターなのですが、腕が外旋しボールを押し出すような腕の振りだけに、肩への負担は大きそう。更に腕がしならないアーム式なので、故障の可能性は否定できません。

<実戦的な術> ☆☆

「着地」までの粘りは平均的ですが、体の「開き」は早く、球筋がいち早く読まれてしまうのは気になります。これでは、球威・球速を磨いても、その効果は薄いでしょう。

振り下ろした腕は身体に絡まないので、速球と変化球の見極めしやすいはず。重心が流れてボールには体重がうまく乗せられていないように見えますが、実際には球威のある球を投げられているので、その点はあまり悲観しなくても良いのではないのでしょうか。

(フォームのまとめ)

投球の4大動作である「着地」「球持ち」「開き」「体重移動」では、「着地」「体重移動」は並ですが、「開き」の早さに課題を残します。それでも「球持ち」が良いことで、ボールをうまくコントロール出来ています。あとは故障の可能性が高そうな部分が、個人的には気になります。

(最後に)

今回は投手として注目したので、打者としては詳しく説明できませんでした。ただ体幹の強さを活かしたパワフルな強打は魅力で、投手として目が出なかった場合は、野手としての可能性を模索するべきではないのでしょうか。

投手としての資質も、球威のあるストレートは魅力で、更に伸びるようだと剛球投手として力で押せるピッチングも期待できます。ただ個人的な見立てでは、大学レベルで活躍するのは厳しいかなと思っていますがどうでしょうか?

(2013年夏 奈良大会)

テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

大崎 拓也(奈良・智弁学園・3年)遊撃

Category : 選手レポート
大崎 拓也(奈良・智弁学園・3年)遊撃 181/81 右/左





                    「なんで話題にならなかったのだろう?」





180センチの大型遊撃手で、深いところからノーステップで刺せる強肩・広角に打てる強打・チームの一番を担う俊足と揃いながら、ドラフト戦線でその名前が話題になることはなかった。ドラフト指名されたかはともかく、ドラフト雑誌などではもっと取り上げられるべき選手だったのではないのだろうか。卒業後は、法大へ進学するという。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.15秒前後。これは、プロにドラフト指名される左打者の平均的なタイムに匹敵します。確かに上のレベルで売りにできるほど速いかは微妙ですが、出塁すればすかさず盗塁を決めるなどアグレッシブなプレースタイルは、そのタイム以上の走力を感じます。

遊撃手としては、更に魅力的な素材。非常に深い打球に対しても、ノーステップでアウトにしてしまう強肩は、ドラフト指名されるような遊撃手でも、中々見られない芸当。180センチ台の大型遊撃手ですが、動きに重苦しさもなく、動きもダイナミックで前へのダッシュ力・一歩目の判断力にも優れます。プロで遊撃を任せられるかは微妙ですが、センターラインを担える身体能力があります。

(打撃内容)

2013年度の智弁学園は、私が見る限り全国指折りのタレント揃いのチームでした。その中で3番を任されるように、打撃の資質も高校生では上位レベル。このチームは、ぜひ甲子園に行かせてあげたかったチームです。

<構え> ☆☆☆

前足を軽く引いて、グリップを高めに添えます。腰の座り具合・全体のバランスとしては並ですが、両目で前を見据える姿勢は悪くありません。

<仕掛け> 遅すぎる仕掛け

投手の重心が下がりきったあたりで、開いていた足をベース側につま先立ちし、リリース後に本格的に動き出します。これは、完全に「遅すぎる仕掛け」であり、一定レベル以上のスピードやキレのある投手には立ち遅れる心配があります。敗れた夏の大和広陵戦でも、来年の上位候補・立田将太(2年)右腕のストレートに、差し込まれる場面が目立ちました。

<足の運び> ☆☆☆

足を小さくステップさせ、真っ直ぐ踏み出します。始動~着地までの「間」が短いので、あらかじめ狙い球を絞って、その球一点を逃さない「鋭さ」が求められます。

真っ直ぐ踏み出すように、内角でも外角の球でも捌きたいタイプ。踏み込んだ足元はブレないので、外角や低めの球にもついて行けます。打球も、右に左へと広角に弾き返します。

<リストワーク> ☆☆☆

打撃の準備である「トップ」は早く作れているので、始動が遅いのをこれで補おうとします。バットの振り出しは、けしてインサイドアウトではなく、少し懐にスペースが欲しいタイプ。それでもその分スイングの弧は大きく、バットの先端であるヘッドを立てながら、最後までしっかり振りぬきます。外角の球をうまくレフト方向へ、そういった打撃を得意とします。

<軸> ☆☆☆

足の上げ下げは小さいので、目線の動きは小さめ。体の開きも我慢出来ていますが、軸足の形が崩れてしまいます。ある意味自分のポイントまで呼びこむというよりは、型を崩してもミートして来るタイプ。

(打撃のまとめ)

打撃の資質もドラフト候補に上がるぐらいのものはあると思いますが、やはり一番時間がかかるのは打撃だと思います。始動が遅すぎる故に、上のレベルスピードや木製バットへの対応には少し時間がかかるかもしれません。

法政に進むとなると、下級生から頭角を現すというよりは、上級生になる頃に本格化するのではないのでしょうか。

(最後に)

こうやって日本中の情報を集めていると、マスコミが記事する情報というのは、偏りがあること気がつきます。ドラフト指名されるかは微妙なレベルの選手ですが、ドラフト候補として雑誌などでは取り上げられるべき選手ではなかったのでしょうか。

その才能を全国に示すのは、六大学という舞台になってから。ぜひ近い将来、こんな良い選手がいたのかと周りの人を驚かせて頂きたい好選手でした。

(2013年・夏)

テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ