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木下 裕悟(鳥取城北 3年)捕手

Category : 選手レポート
木下 裕悟(鳥取城北 3年)捕手 170/88 右/右

神宮大会の時にも、取り上げた選手です。チームの下位打線に座りながら、チーム一の打点を上げた選手でもあります。ずんぐりムックリした体型ながら、俊敏なディフェンスーと強烈な打球を放つ打撃が魅力。

(第一印象)

とにかく逆境にたっていても、セーフティバントをしようとして相手を揺さぶったりと、現状打破をしようという必死さが伝わってきます。またチーム司令塔として、ナインに大きな声で指示を飛ばします。

(ディフェンス面)

重心を深く沈めつつ、ミットをしっかり示します。またそのグラブを下げることなく捕球するので、ワンバウンド処理などにも素早く反応できます。ワンバウンド処理に関しては、相当鍛えられているのではないのでしょうか。打球への反応が素早く、常にプレーに集中していることが伺われます。

最大の成長は、スローイングにあります。元々制球力は悪くなかったのですが、捕ってからの動きに無駄がなくなり、大幅にタイムを縮めてきました。神宮大会の時は、2.1秒前後と並だったのですが、塁間を1.9~2.05秒ぐらいでまとめてきます。試合でも、少しでも飛び出したランナーには、ホームベースからドンドンと送球し、相手走者に釘を刺すことを忘れません。しいて注文をつけるとすれば、相手ペースになってしまった時に、投手として一緒に呑まれてしまうこと。そこは、一呼吸入れるなどして、「間」を入れることなどを常に忘れないで欲しいですね。プレーに集中しすぎて、周りが見えなくなる時があるようです。

(打撃内容)

<長所>

前足を引いて、グリップを高めに添える強打者スタイル。腰の据わり具合・両目で前を見据えなどもよく、全体にバランスの取れた良い構えだと言えるでしょう。

秋までは、投手の重心が下がり始める前に始動する「早めすぎる仕掛け」を採用していおりましたが、それを改め、投手の重心が下がりきった時に始動する「平均的な仕掛け」に変えました。これにより、ある程度の対応力と長打力をバランス良く兼ね備えたポイントゲッターとしての役割を、より明確に打ち出すことが出来ています。

<課題>

残念だったのは、秋は踏み込んだ足下がブレなかったのが、選抜では腰がいち早く逃げて、踏み込んだ足下も早く地面から離れるようになってしまいました。そのため完全にスイングが巻き込み型になってしまって、引っ張る専門のプルヒッターになってしまった点です。確かに破壊力は大きいですが、もう少し幅の広い打撃を意識して欲しいと思います。

またこれは秋から観られたのですが、バットを振り出す時に、身体が離れてやや遠回りな軌道を辿ります。腰が早く逃げて、遠回り。現状右方向への打撃は、期待できないのではないのでしょうか。

(今後は)

純粋に捕手として、それなりに評価出来る選手になってきました。ドラフト云々とかいう選手ではないのですが、大学などでも活躍して行ける下地が出来つつあると思います。

捕手らしくパワフルな打撃も、一定レベル以上のものがあります。元来ならば、中軸を打っていても不思議ではありません。ただここまでは、課題に向き合い着実な成長を続けてきました。アピールポイントとは、投手との意思疎通。この選抜の経験を生かして、バッテリー共々大きく成長した姿で、甲子園に戻ってくるのを楽しみにしております。

(2012年 選抜)
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テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

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