FC2ブログ

平田 祥真 (鳥取城北 3年)投手

Category : 選手レポート
平田 祥真 (鳥取城北 3年)投手 176/64 右/右

神宮大会では、スリークオーターから繰り出す安定感抜群の投球で、高い完成度の投球を魅せた好投手。しかし選抜緒戦となった三重高校戦では、一転して制球が定まらず元来の投球ができないまま甲子園を去っていった。秋との変化について考えてみた。

(第一印象)

135~140キロぐらいだったので、秋の頃から目に見えて球威・球速は変わっていないように思えました。むしろ秋は、両コーナーにビシッとボールを投げ分けており、更に球速以上にボールが速く感じられたのと比べると、今大会は物足りないものがあります。また武器であるスライダーの制球は悪くなかったのですが、緊張からだったのか、終始ストレートが高めに抜けて抑えが効きませんでした。

(長所)

元来この投手の良さは、「球持ち」の良さあり、粘っこくコースを丹念に突いてきます。しかしこの試合では、リリースが押し込めず、安定しませんでした。そのため力を入れた球が、みんな高めに抜けてしまうという、平常時ではあり得ない投球を、自分自身修正できなかったようです。

引き上げた足を、比較的高い位置で伸ばします。一塁側にお尻を落とせるほどのフォームではないのですが、身体を捻り出すスペースはある程度確保でき、負担は少なめです。腕の角度にも無理がないので、肩への負担も少ないはず。そういった意味では、故障の可能性は低いフォームだと言えるでしょう。

(課題)

秋は、ボールの出所が上手く隠せていて、打者からはタイミングが取りにくいフォームでした。しかし選抜では、身体の「開き」が早くなり、高めに浮いた球を狙い打たれ、7回2/3イニングで11安打を浴びます。

ボールが上吊ったのは、リリースの感覚がおかしくなっただけでなく、足の甲の押しつけが遅く、上体の浮き上がるのを抑え込むことが遅れていたことにも要因がありそうです。

(最後に)

一冬越えた成長に欠けただけでなく、全国レベルで通用するだけの投球が、発揮できずに終わりました。この経験は、今後の糧にして夏に生かして欲しいと思います。

元来の実戦的な投球を取り戻せれば、充分に大学などの活躍も期待できる選手。練習試合などでは好調だったと言うことで、甲子園という独特の雰囲気が、彼の持ち味を奪ったのでしょう。良い経験が出来たと思い、気持ちを切り換えて、夏に戻って来て欲しいですね。平田 祥真 の力は、こんなものではありませんから。

 (2012年 選抜) 
スポンサーサイト



テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

Comment

非公開コメント