FC2ブログ

中村 祐太(関東一 1年)投手

Category : 選手レポート
中村 祐太(関東一 1年)投手 181/75 右/右

ワインドアップから、ゆっくりジワー~としたフォームから、常時135キロ前後の回転のいいストレートを投げ込む本格派。投球は、ストレート中心も、カーブ・スライダー・チェンジアップなどひと通り投げるバランス型。1年秋の内容としては、全国的にもかなり上位のレベルにあると言えます。

(第一印象)

投手としてもバランスが取れていて、素直に好い投手だなと思います。順調に伸びてゆけば、最終学年ではドラフト候補として話題になると思いました。あとは、好投手という殻を自ら破って行けるような、逞しさが出てくると楽しみです。

(長所)

しっかり自分の「間」を持って投げられていますし、四死球で自滅するタイプではありません。回転の好いストレートも実戦向きですし、変化球のレベルアップができれば楽しみです。クィックも1.1秒台と素早く、ランナーへの意識・フィールディングへの鋭い反応も見られます。

グラブは最後まで内に抱えられているので、両サイドの投げ分けは安定。ボールも前で放せているので、バックスピンが効いた回転の好いストレートが投げられます。リリースが安定すれば、高めに浮く球も、もっと押し込めるようになると思うのですが。

<課題>

お尻が一塁側に落とせない上に、「着地」までの粘りがないので、好い変化球を修得できません。どうしても今のままだと、変化球のキレもイマイチで、伸び悩む危険性を感じます。

またお尻を落とせないので、体をひねり出すスペースが確保できていません。更に腕に角度をつけようと、背中を反らせてように腕をあげています。ボールを上吊る原因も、この背中の反らせにあるように思いますし、体には非常に負担がかかっているはず。

「着地」までの粘りも作れていない上に「体重移動」も不十分で、ボールに回転はかかっていますが、しっかり体重が乗せられていません。イマイチ手元までのボールがきていませんし、球威も不十分です。

(将来に向けて)

高い将来性は秘めているものの、故障の可能性や実戦的なフォームに課題を残します。またボールを上吊る欠点もありますし、好い変化球が投げられるのかどいう不安は残ります。

そういった意味では、今後何処まで順調に資質を伸ばして行ってくれるのかは半信半疑です。非常に好いものを持っているのですが、その才能の邪魔をする要素が多いわけです。そういったものと、いかに向き合って行けるのか、今後の彼の取り組みに注目して行きたいところ。今のままだと、必ず何処まで壁にぶつかると思います。

(2011年 神宮大会)
スポンサーサイト



テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

Comment

非公開コメント