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河端 優馬(高岡商3年)投手

Category : 選手レポート
                 河端 優馬(高岡商3年)投手 185/79 右/左






                           「失敗は取り戻せた」





私事ではあるのだが、今年の春季北信越大会において、高岡商の試合をアルペンスタジアムで観戦。しかし桃山球場にお目当ての試合があるので、試合中盤で会場をあとにした。そのときにブルペンで投げていた 河端 優馬 の投球を見ながら、プロ云々の投手ではないなと思い球場を出てきたのである。

しかし翌日の新聞を読むと、プロのスカウトも注目しこの試合でも140キロ台を連発していたというのだ。河端がマウンドにあがったのは、私が会場をあとにした直後。もう少し、桃山までの移動を遅らせれば良かったと後悔した。幸いのことに夏の富山大会では決勝まで勝ち上がり、その勇姿を映像で確認することができた。その一方で桃山球場でチェックした、プロ注目の右腕・西田 大起(富山国際大附)投手は、テレビ中継前に敗れてしまった。結果的に見れば、この判断は正しかったこととなった。

(投球内容)

ブルペンでの投球を見た印象の通り、河端投手は非常にオーソドックスなタイプの投手。何か高校からプロに入るような、訴えかけて来るものがある投手ではない。

ストレート 常時135~140キロ台前半ぐらいか

夏の準決勝・富山第一戦の投球を見る限り、先発では常時135~速い球で140キロを越えるぐらいかなという感じだった。ボール自体にそれほどキレや威圧感はないが、両サイドに散らすコントロールは持っている。ただしストレートも含めて、ボール全体が高いのは気になった。

変化球 カーブ・スライダー・チェンジアップ

変化球の殆どは、スライダーとのコンビネーション。たまに、カーブにチェンジアップらしきボールを混ぜて来る。絶対的な球種はないが、ストレートとのコンビネーションで討ち取って来る。

その他

牽制はかなり鋭く、走者としてはスタートが切り難い。クィックも1.1秒前後とまずまずで、中々盗塁を決めるのは厳しそう。

(投球のまとめ)

適度に投球ができるまとまりがあり、大崩れしない総合力を持っている。恵まれた体格から、140キロ台のボールを投げ込むということでプロも注目したということだが、見た感じドラフト候補という匂いはしてこない。ただし総合力はあるので、大学などで全体的にパワーアップ・力量を向上させることができれば、将来的にドラフト候補になってきても不思議ではないだろう。プロ志望届けは、提出しないようだ。

(投球フォーム)

<広がる可能性> ☆☆☆

引き上げた足を地面に向けて伸ばしているが、もう少し高い位置で伸ばせば一塁側に落とせそう。現状は落としが甘いので、カーブで緩急をつけたり、フォークのような縦の変化には適していない。

それでも「着地」までの粘りも平均的で、けして早すぎることはない。将来的に武器になるような変化球を習得するためには、もう少し「着地」を意識して、体を捻り出す時間を確保すべきではないのだろうか。

<ボールの支配> ☆☆☆

グラブは比較的体の近くにあるので、両サイドの投げ分けはまずまず。しかし足の甲での地面への押し付けは遅く、ボールが上吊りやすい。「球持ち」も発展途上なので、現状はコースを突けてもボールが高めに甘く入る傾向が強い。

<故障のリスク> ☆☆☆

お尻の落としに甘さは残るものの、カーブをそれほど使って来ないし、フォークのような縦に大きく落ちる球も見られない。そういった意味では、肘への負担は少なそう。

振り下ろす腕の角度には無理がなく、肩を痛める可能性は低い。それほど力投派でもないので、故障の可能性は低いのではないのだろうか。しかし1年生の時に膝を手術しており、そこが一つ心配の種になる。

<実戦的な術> ☆☆☆

「着地」までの粘りは平均的で、体の「開き」も並ぐらい。特に合わせ難いわけでも、打ちやすいわけでもない。

思ったほど振り下ろした腕が体に絡んで来ないので、もっと強く腕を振れるようになりたい。腕が触れればストレートだけでなく、速球と変化球の見極めも困難に。より、変化球を上手く活かせるようになるはず。

足の甲の地面への押し付けが遅れるように、ボールに充分ウエートが乗る前にリリースを迎えている。この辺が、打者の手元まで来るような、自己主張の激しいボールを投げられない理由ではないのだろうか。まだまだ、投球やボールが大人しすぎる。

(フォームのまとめ)

投球の4大動作である「着地」「球持ち」「開き」「体重移動」の観点から見ても、「体重移動」に課題を残し、あとの部分も平均的と特筆すべき点がない。

お尻が落とせないのはそれほど問題ないが、過去に膝を痛めているのは気になる材料。コントロールを司る動作も、球筋が高めに甘く浮く点を改善したい。

(最後に)

適度なまとまりを持っているものの、プロを考えると突出した特徴がないのが気になるところ。今後大学などに進学して、
自分の色を出してゆくか、投球全体の総合力を高めるかが求められる。今後どんな選手に育つのかイメージは描き難いが、有力な大学には進むはず。今後も、その成長を気にして追いかけてみたい。

(2014年夏 富山大会)
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テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

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