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横川 楓薫(日南学園3年)投手

Category : 選手レポート
                横川 楓薫(日南学園3年)投手 178/77 左/左





                         「甲子園では残念だった。」





夏の甲子園・東邦高校戦では、先発するもあっという間に降板。宮崎屈指のサウスポーの実力を示すことなく、甲子園をあとにした。私自身は、春の宮崎招待試合で、この選手の投球を確認。日南学園の先輩であり、甲子園でも活躍した 古市 賢助(JFE東日本)左腕に、近い力量があるのではないかと期待していた。実際に春の時点では、スカウトもマークしていたという情報もあったし、ビデオに収めていたのを目の当たりしていた。

(投球内容)

先輩の古市が少し癖のあるフォームをしていたのに比べると、この横川はオーソドックスなサウスポーといった感じは致します。それゆえ、特徴に欠けるきらいはありました。

ストレート 常時120キロ台後半~MAX135キロ

残念ながら球威・球速という意味では、ドラフト候補という匂いはしてきません。ボールはストライクゾーンの枠の中には集められるものの、あまり細かいコースの投げ分けが出来なかったり、高めに浮くことも少なくありません。宮崎予選でも、23回1/3イニングで9四死球と、イニングの1/3以上のペースで四死球を出しており、結構アバウトであるのがわかります。

変化球 スライダー・チェンジアップ

元来左打者相手に武器にしたい、逃げてゆくスライダーを甲子園では痛打されたのが痛かった。その最大の理由は、スライダーが高めに甘く入ってきたから。またチェンジアップも、現状それほど大きなウエートは占めていない。

それでも予選では、23回1/3イニングで24個の三振を奪うなど、イニング数以上のペースでは三振が取れている。

その他

牽制はそれなりに出来るものの、クィックは、1.2~1.35秒ぐらいとやや遅い。左投手故に、一塁ランナーはスタートが切り難いものの、フォームが盗まれると盗塁を決められる可能性は高い。

(投球のまとめ)

ボールの力、細かいコントロール・変化球のキレや精度、クィックなどなど、まだまだ投手としての総合力には課題を残す。ドラフト候補というよりは、典型的な大学タイプ。いかに今後、大学などで総合力を高められるかだろう。マウンド捌きが好いゲームメイクできる左腕だけに、大学関係者からは評価されそうなタイプだった。

(投球フォーム)

<広がる可能性> ☆☆

引き上げた足は地面に向けて伸ばすので、お尻は三塁側(左投手の場合は)に落とせません。そういった意味では、カーブで緩急をつけたり、フォークのような縦の変化には適しません。

「着地」までの粘りは平均的、体を捻り出す時間も並。そのため変化球のキレ・精度も、打者の空振りをとれるような絶対的なものがありません。

<ボールの支配> ☆☆☆

グラブは内に抱えられているものの、最後後ろに流れ気味。足の甲での地面への押し付けは浅く、ボールyが上吊ってしまいます。「球持ち」は好いように見えますが、現状の細かいコントロールはありません。

<故障のリスク> ☆☆☆

お尻は落とせないフォームですが、カーブやフォークといった、体をひねり出して投げるボールはなく、肘を痛める心配は少なそう。

振り下ろす腕の角度にも無理はなく、肩への負担も少ないはず。そういった意味では、故障の可能性は低いのではないのでしょうか。

<実戦的な術> ☆☆☆

「着地」までの粘りは平均的で、体の「開き」も並ぐらい。そういった意味では、合わされやすいフォームでもなければ、それほどタイミングを狂わせられるフォームでもありません。

腕の振りも弱いので、体にはあるある程度絡みますが、変化球を振ってくれ難いのでは?ボールへの体重乗せは並ぐらいですが、まだまだボール自体が弱い気が致します。

(最後に)

とにかく総合的にすべての部分でレベルアップが必要で、まだまだといった感じは否めません。それでもゲームメイクできるセンスはありますし、実戦派への変貌は期待したくなる投手。大学などで課題が克服できるようになると、将来楽しみな存在になるのではないのでしょうか。ただしもう少しそれには、時間がかかりそうです。

(2014年夏 甲子園)
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テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

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