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中川 圭太(PL学園3年)二塁手

Category : 選手レポート
                 中川 圭太(PL学園3年)二塁 180/75 右/右





                         「正直よくわからなかった」





この夏の大阪府大会準決勝・関大北陽戦の模様をみた。しかし私には、この選手の力量がこの試合だけでは正直図りかねている。中学時代は、U-16 の世界選手権の日本代表メンバー。監督不在のPL学園を、大阪大会決勝まで導いた最大の功労者は、間違いなくキャプテンを務めたこの男の力。今年のPL学園は、実にキッチリした好チームだった。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、右打席から4.3秒強。これを左打者に換算すれば、4.05秒強ぐらいだから、プロに混ぜても中の上レベルの俊足であることがわかる。実際プレーを見ていても、かなり動ける選手との印象は受けた。

最もわからなかったのは、セカンド守備。この関大北陽戦では、まともなセカンドゴロを捌く機会がなかった。しかしフライ追う動きを見るかぎり、守備が下手な選手には見えなかった。そこで動画で春の大阪桐蔭戦の模様も見たが、そのときは丁寧にプレーしようという姿勢は感じられたものの、格別上手いようには見えなかった。特にこれだけ突出した存在なのに、チームでシュートではなくセカンドを守っていたのは、あまり地肩が強くなかったからではないのだろうか?この時のプレーを見ると、難しい体勢からの返球に弱さを露呈していた。そう考えると上のレベルでセカンドを担えるかは、かなり微妙なラインではないのだろうか。元々1年秋に試合に出始めた時も、ファーストだった選手。



(打撃内容)

一年秋の公式戦登場から、コンスタントに結果を残し続けてきた。生粋のスラッガーではないが、広角に打ち分ける中距離ヒッター、そんな印象を受ける。

<構え> ☆☆☆

前の足を軽く引いて、グリップは高めに添えます。腰の据わり具合・全体のバランスとしては並ですが、両目で前をしっかり見据えられており、体を動かしてタイミングを図ります。

<仕掛け> 早めの仕掛け

投手の重心が下る段階で、足を引き上げて来る「早めの仕掛け」。これは、典型的なアベレージヒッターが多く採用する打ち方で、本質的には対応力重視の打者であることがわかります。

<足の運び> ☆☆☆☆

始動~着地までの「間」は取れており、速球でも変化球でもスピードの変化には対応しやすいはず。真っ直ぐ踏み出すように、内角でも外角でも捌きたいという、幅の広い打撃が持ち味。踏み込んだ足元もブレないなど、外角の厳しい球や低めの球にも喰らいつくことができます。

<リストワーク> ☆☆☆

打撃の準備である「トップ」は早めに作りるので、速い球に立ち遅れる心配はありません。しかしアベレージヒッターの割には、インサイド・アウトのスイング軌道ではなく、少し遠回りなのが気になります。バットの先端であるヘッドも少し下がるので、大きな弧は描きますが内からバットが出て来ず、木製バットへの順応には苦労するかもしれません。

<軸> ☆☆☆

足の上げ下げはあるので、目線の上下の動きは並ぐらい。体の開きは我慢出来ていますが、軸足の形としては平均的でしょうか。

(最後に)

監督不在の中チームをまとめ、秋は大阪大会優勝。最後の夏には、チームを大阪大会決勝まで導いた。このチームは、実に基本に忠実なプレーをするチームで、日頃からみんなでそういったプレーを追求した証だろう。だから彼も、上手い下手ということではなく、丁寧にプレーしようとする姿勢が感じられる。

さすがに中学時代に日本代表の選手だっただけに、プレーや動きが垢抜けている。打撃もレベルの高いところで揉まれてきたように、高校生レベル相手ならば、それなりに対応できるだけのものを持っている。むしろ野球が上手い子ではあるが、身体能力・素材という意味で凄みを感じないところをどう評価するのか?もう少し、いろいろなプレーを見たかった選手で、この試合だけでは評価づけするのは難しい。プロに混ぜてしまうと、イマイチ売りが見えて来ないのだが、果たしてドラフトで指名されるのだろうか?

(2014年夏 大阪府予選)
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テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

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