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王 偉傑(高知・高知中央2年)左翼手

Category : 選手レポート
王 偉傑(高知・高知中央2年)左翼 196/91 右/左

多くの留学生を受け入れている高知中央高校の中でも、一際目を惹く大型なのが、ワン・イーケイ。けして大振りをする選手ではないのだが、その規格外の体格から軽く叩いただけで、外野手の頭を越えてゆく長打力は特筆もの。

(第一印象)

秋季大会の土佐戦では、チームの全打点を叩き出すような圧倒的な破壊力を見せた。しかしこれだけの打撃をしながら、チームの6番打者を務めているのは、やはり大型故の脆さが普段はあるのだろうなということが、容易に想像つく。むしろこの日は、出来すぎだったのかもしれない。体型に違いはあるが、かつてプロ入りした瀬間仲ノルベルト(日章学園-中日)を彷彿とさせる。

(長所)

手足がとても長いので、普通の選手ならば届かないようなところにも腕が伸びて、上手く低めの球でもすくいあげる器用な一面があります。

ちょっと日本人にはいないような、体の強さを感じますね。まだ持ち得る能力を充分生かしきれていない感じはしますが、それでもこれだけ打ててしまうのは、やはり才能なのでしょう。

この選手の非凡なのは、大型ですがスイング軌道が遠回りではなく、内から出てくるということ。また動作が小さいので、目線のブレなど余計な動きが少ない点でしょうか。

(課題)

大型故に、守備では打球の判断や守備範囲は限られている気が致します。返球などもあまり強さを感じませんし、走力はないと思います。ただ背番号11をつけているということは、投手もこなすということでしょうか?

始動が極めて遅く、更に足のカカトをその場で上げ下ろすするだけの踏み込みなので、体重が前に乗って行きません。ボールも点で捉えるタイプであり、打てる球は限られるだろうなという柔軟性の無さを感じます。ただ先程も触れたように、通常よりも届くコースは広いので、タイミングさえあればボール球でも腕を伸ばしてヒットにしてしまいます。問題は、タイミングの取り方でしょうか。

またスイングも、しっかり最後まで振りきれていないので、もう少しバットが最後まで振りきれるようになったり、スイングに「鋭さ」や「キレ」が出てきたら面白いと思います。

(将来に向けて)

日本に留学してきたということは、将来的に日本のプロ野球を意識してのことでしょうか?プロでは、守備位置は一塁あたりに限定されてしまうと思います。しかし日本人にはない、長打力が魅力です。

プロで何年か育成して、日本人扱い(5年以上日本でプレー)になるのを待つか、あるいは独立リーグに進み、残りの期間腕を磨くのか、そういった選択肢があると思います。対応力では、チームメイトの留学生 梁家ロン(リョウ・ジャーロン・2年)内野手の方が実戦的です。二人で切磋琢磨して、NPBを目指して欲しい大器でした。

(2011年 秋季高知大会)
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テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

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