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熊谷 敬宥(仙台育英 2年)遊撃手

Category : 選手レポート
熊谷 敬宥(仙台育英 2年)遊撃 173/68 右/右

すべての打席で、ボールをミートポイントで捉えられるセンスと、スピード感溢れる遊撃守備が魅力の好選手。

(守備・走塁面)

打球への一歩目の反応が鋭く、広い守備範囲を誇ります。特に上のレベルで必要な、スピード感のあるプレーができるのが魅力。地肩も基準レベル以上のものがあり、身体能力としては合格点。あとは、キャッチングやフットワーク・スローイングの流れの中で、まだまだ無駄な動きが多く、その辺をもう少し減らして行けたら面白いのではないのでしょうか。

一塁までの塁間を、4.5秒前後で走り抜けます。実際もう少し早そうに見えるので、当たり次第ではもっと速いタイムが期待できそう。これを左打者に換算すると、4.25秒ぐらいと平均的。

このひと冬の間に、守備・走力がどのぐらい磨かれるか注目したいですね。現状は、まだ図抜けたレベルには達しておらず、そのポテンシャルを充分生かしきれていないように思えます。

(打撃内容)

基本は、センターへという感じの打撃に徹し、打球はセンターから三遊間方向にはじき返す打撃を得意とします。どの打席でも、バットの芯近くでボールを捉えられるミートセンスの良さが光ります。

<構え> 

前足を軽く引いてつま先立ちし、グリップを高めに添えます。腰の据わり具合は並なのですが、少し前に被り気味なので、全体のバランスとしてはどうでしょうか? もう少し背筋を伸ばした方が、目線の狂いが減るように思います。両目で前を見据える姿勢は、悪くないだけに残念です。

<仕掛け> 遅めの仕掛け

投手の重心が沈みきって、前に移動する段階で始動する「遅めの仕掛け」を採用。ボールを、ギリギリまで引きつけ叩くスタイル。これは、一般的に長距離打者か生粋の二番打者が採用する仕掛けです。彼は、本質的には後者のタイプに属すると考えられます。

<足の運び>

足を小さく浮かし、軽く回しこんで踏み込みます。基本的に始動~着地までの「間」が短いので、あらかじめ狙い球を絞って逃さず叩くことが求められます。ただ彼は、甘い球を逃さず叩くというよりは、その場のリストワークで上手く対応しているように見えます。課題は、一定レベル以上の球速・キレにこれでも対応できるのかということでしょうか。

真っ直ぐ踏み出すように、内角でも外角でも捌きたいタイプ。それでも踏み込んだ足元はインパクトの際にはブレませんので、その球や低めの球にも対応できます。踏み込んだ足元のつま先が開き気味なので、右方向へはじき返すというよりは、センターから三遊間方向への打球が中心になります。

<リストワーク>

打撃の準備である「トップ」を作るのは平均的。バットの振り出しも、上から最短距離に振り下ろすというタイプではありません。バットを寝せて、少しボールを捉えるまでに時間をかけたスイングする軌道になっています。しかしそれが逆に、速球でも変化球が来ても、瞬時にリストで対応できる特殊な芸当を生み出す余裕につながっているのかも。始動は遅くても、緩急への対応をリストワークで出来てしまう天才肌、そんな感じがします。

<軸> 

結構ボールを捉えるまでに、目線が動いています。それでも足元は盤石で開きが我慢でき、軸足も地面から真っ直ぐ伸びて綺麗に回転できています。

(打撃のまとめ)

特にスイングが鋭いとか、力強いとかいう印象はなく、上手くリストワークを生かして合わせているなという感じがします。特に最初の構えや頭の動くボールの追い方を見ていると、目線が動作の中で微妙にズレるリスクを背負っており、目線の安定が一つ大きな課題ではないかと。

(最後に)

守備でも打撃でも走塁でも、非常に良いものを持っているのですが、まだ力強さとか隙無しの「鋭さ」があるとかそういった凄みが感じられません。その辺のものは、内面から滲み出てくるものなので、一冬間に意識が変わって来るかどうか、選抜で見極めたいところ。

現状は、センスで野球をしているタイプなので、大学進学組かなと思うのですが、意識次第ではポテンシャルも秘めているので、ドラフト候補になり得る可能性を秘めています。その辺は、選抜のプレーを見て見極めて行きたいですね。いずれにしても、非常に楽しみな選手ではないのでしょうか。

(2012年 神宮大会)
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テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

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