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天久 翔斗(光星学院3年)右翼手

Category : 選手レポート
天久 翔斗(光星学院3年)右翼 168/66 左/左

小柄ながら、全国屈指の強豪校・光星学院の切込隊長として全国味でもお馴染み。身体を上手く残して打つ流し打ちなど、ボールに合わせるバットコントロールの良さが光る好打者だった。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間を4.15秒強ぐらいで走り抜けるなど、基準レベルの脚力があります。しかし青森予選の6試合でも、盗塁は0。塁に出れば、積極的に足を使うタイプではないようです。

右翼手としての動きも、中の上レベルと打球への判断は悪くないように思います。地肩などは、観戦した試合ではよくわからなかったのですが、その他の試合ではまずまずだったと記憶しております。

いずれにしても、守備・走力は中~中の上レベルで、図抜けた存在ではないように思います。打撃同様に、爆発力には欠けますが、ソツなくこなす選手とのいう印象を受けます。

(打撃内容)

ベース側にインステップして外の球に合わせて来るなど、レフト方向への打撃を強く意識したスタイルと言った感じです。

<構え> ☆☆☆☆

前足を軽く引いて、グリップの高さは平均的。腰の据わりもどっしりして安定感があり、両目で前を見据える姿勢もよく、非常にバランスの取れた構えだと思います。打席からも集中力が感じられ、甘い球を逃さない「鋭さ」を持った選手。

<仕掛け> 早めの仕掛け

投手の重心が下がりはじめた時には、大きく足を引き上げて始動してきます。典型的なアベレージヒッターの始動であり、彼のバッティングスタイルと合致します。

<足の運び> ☆☆☆

始動~着地までの「間」は取れているので、速球や変化球などスピードの変化には対応しやすい打ち方。外の球を強く意識し、ベース側にインステップしてきます。踏み込んだ足元もインパクトの際にブレないので、低めや外角の球にも、開きを我慢して食らいつけます。

ただいつも言うように、左のインステップ打者は、右投手の食い込んで来る内角への捌きが窮屈になるので、どうしても率が上がりません。彼が突き抜けた対応力を身につけるには、せめて真っ直ぐ踏み出して、内角の球を引っ張り込めるぐらいの幅を身につけたいところ。

<リストワーク> ☆☆☆

打撃の準備である「トップ」の形も、立ち遅れることはありません。それほど悲観するほどではないと思いますが、ボールを呼び込むときに少しヒッチする癖があるようです。バットの振り出しも、インサイド・アウトを意識し最短距離のスイングではなく、ポイントを後ろにしようとバットを寝せて振り出します。それでもバットの先端であるヘッドを立てて、上手く合わせて左方向へ飛ばします。そのバットコントロールの上手さは、高く光ります。

<軸> ☆☆☆☆

足の上げ下げは大きい割に、目線は非常に安定。身体の「開き」も我慢でき、軸足にも粘りを感じます。軸がブレないので、引っ張っても綺麗な回転で捌けるはず。あとは、懐のスペースを確保することではないのでしょうか。

(最後に)

守備・走塁・打撃とバランスは取れています。ただすべてに関して、突き抜けたものがありません。打撃技術・リストワークの非凡さは感じられる選手なので、大学での活躍も期待できます。あとは、内角の捌きも身につけ、コースへの幅も持たせられると、将来楽しみです。大学~社会人、そんな活躍も期待したくなる好選手でした。

(2012年 夏)
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テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

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