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山本 竜也(天理3年)投手

Category : 選手レポート
山本 竜也(天理3年)投手 180/74 右/右

昨年からMAX145キロを記録する、知る人ぞ知る速球派でした。ただ昨年までは、ただ速いだけの投手との印象がありましたが、かなりストレートに力が出てきました。コンスタントに140キロ台~MAX146キロを記録し、球速表示に似た感覚の球が投げられるようになりました。

(第一印象)

フォームに怖さ・嫌らしさがないのは相変わらずですが、威力を増したことでボールが自己主張できるピッチャーになりつつあります。しかし技術的には課題も多く、実戦で結果を残せるようになるのには、もう少し時間がかかりそう。これだけのボールを持っていながら、最後の夏も絶対的な存在にはなりきれませんでした。

(投球内容)

オーソドックスな右上手投げで、外角中心にボールを集めます。変化球は、主にスライダーとのコンビネーションで、時々フォークのような沈む球があります。特にコントロールにばらつきがあり、投球術よりも球の威力で押すタイプ。コントロールはアバウトでも、真ん中近辺に甘く入ってこないところが救いでしょうか。

クィックは、1.15~1.25秒ぐらいと平均的ですが、フィールディングの動きは中々のもの。

<広がる可能性>

足を地面に向けて伸ばすのですが、お尻を徐々に一塁側にスライドさせて落とす独特のフォーム。これによりカーブのような緩急やフォークのような縦の変化も、ある程度投げられる下地はありそう。お尻を落とすまでの時間もあ稼げているので、将来的には、もう少し球種を増やしピッチングの幅を広げることは期待できるのでは。

<ボールの支配>

グラブは内に最後まで抱えられているので、両サイドへの投げ分けは安定。ただ足の甲の押し付けが出来ていないので、ボールは上吊りやすい。また「球持ち」も浅いので指先の感覚も悪く、微妙なコントロールは期待できない。この夏の奈良予選でも、8イニングで10四死球と課題を残し、これは将来において改善できるのかは疑問。

<故障のリスク>

お尻をある程度落とせることからも、肘への負担は少なそう。ただ振り下ろす腕には、かなり真上から角度をつけているので、それほど無理は感じられなかったものの、肩への負担は少なくない。それだけに、アフターケアには充分注意してもらいたい。

<実践的な術>

着地までの粘りはあるのだが、踏み出す足が極端なアウトステップなっており、身体の「開き」を誘発している。これでは球威・球速を増しても、その効果は薄い。

振り下ろした腕も身体に絡んで来ないし、体重移動も充分にボールに力を伝えきる前に、リリースを迎えてしまっている。

(投球のまとめ)

こうやって見てみると、「着地」こそ悪くないが、「球持ち」「開き」「体重移動」などに課題を抱え、まだまだ実戦的とは言えないだろう。

(最後に)

更に今後パワーアップを続ければ、近いうちに150キロの王台も見えて来るだろう。しかしその一方で、制球力や実戦的ではないフォームであるので、ただの球の速い奴の域は脱していない。今後、こういった術を大学などでいかに身につけられるのか。すべてはそこにかかっている。技術的にもシッカリ指導してくれる環境で、野球を続けてもらいたい。

(2012年 夏)
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テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

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