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五味 直也(佐久長聖)投手

Category : 選手レポート
五味 直也(佐久長聖 3年)投手 171/69 右/右

上背はないのですが、球速以上に感じさせるボールの伸びと、パッとピンチでも冷静にマウンドを外せるような投球センスを持った好投手。前評判は聞いておりませんでしたが、中々の投手でした。

(第一印象)

安定した制球力があり、マウンドセンスも良いので、安心して見ていられます。その一方で、小柄な投手にありがちな底の浅さが出て、イニングが進むにつれて相手に馴れられてしまう側面も否めません。けしてコンビネーションが単調なわけでもないのですが、この底の浅いピッチングをいかに改善して行けるのかが求められます。

(投球内容)

非常にコンパクトにまとめられたフォームから、常時135~MAX139キロぐらいのストレートを投げ込んできます。打者の空振りを誘うほどではありませんが、両サイドにキッチリコントロールされ、ボールの伸びも悪くありません。変化球は、右打者外角にスライダー・左打者外角にチェンジアップを中心に組み立て、たまにカーブをおりまぜて来るスタイル。 牽制・クィックなども鋭く、野球センス自体は高いと考えられます。

<長所>

投球フォームに余計な力みがなく、制球を大きく乱す要因が少ないフォームです。グラブの抱えや足の甲の押しつけも甘い部分はあるのですが、「球持ち」の良さを生かした指先の感覚の良さがあり、精度の高いコントロールを実現しています。

<課題>

ただせっかくコースを突いた球でも「開き」が早いため、いち早く球筋が読まれ打たれてしまうことも少なくありません。この「開き」の早さを改善して行かないと、球威・球速を増しても、その効果は薄いでしょう。「着地」までの粘りを意識して、「開き」のタイミングを遅らせる意識を持ちたいですね。

(最後に)

どうしても上背のない選手にありがちな、底の浅さが気になります。制球力も投球センスも悪くないのに、相手に馴れられてしまうのは、まだまだ体の芯に力が足りないから。そして、「開き」の早いフォームにも原因があります。

まずは大学などに進み、この欠点を改善して実戦力のある投手を目指して欲しい。今後もアマ球界の好投手として活躍して行ける下地はあると思うので、とことん自らの投球に向きあって精進して頂きたい。

(2012年 夏)
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テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

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