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吉田 慶司郎(宮城・仙台育英 旧3年)投手

Category : 選手レポート
吉田 慶司郎(宮城・仙台育英 旧3年)投手 189/70 右/右

昨年の仙台育英のエースで、長身ながら少し肘を下げて投げて来るスリークオーター。両コーナーに、丹念にボールを集めて来るタイプです。

(第一印象)

その体格から、物凄い速い球を投げてくるのかな?と思いきや、東北人らしい粘っこい投球が身上です。

(投球内容)

球速は恐らく、常時130キロぐらいで、MAXでも135キロに届かないぐらいだったと思います。最大の武器は、小さく身体の近くで横滑りするスライダー。そして余裕が出てくるとカーブや縦にフォークだかシンカー系の球も混ぜてきます。コースを丹念に突くだけでなく、両サイド高低・緩急と相手に的を絞らせない多彩な投球が持ち味。

<長所>

結構足を引き上げる勢い・高さがあるダイナミックなフォームながら、軸足一本で立った時のバランスがよく、軸足にも力みがありません。そのため適度に力が抜けており、制球が安定しています。

不思議なのは、グラブがしっかり抱えられない割に両サイドの制球が安定し、足の甲で地面を深く押しつけている割に、ボールが高めに集まりやすいという通常と真逆なタイプ。それでも安定した制球力で、四球は殆ど与えません。

腕が強く振れるので、速球と変化球との見わけは困難です。

<課題>

「着地」までの粘りに欠け、投球フォームにイヤらしさはありません。また「開き」は早くなり、比較的打者からボールが見やすいタイプだと考えられます。

ボールが想像以上に来ないのは、「体重移動」が不十分で、ボールに上手く体重が乗せられていないから。非凡な体格を、まだまだ生かし切れていないのが残念。

(最後に)

力の抜き加減を知っており、安定した制球力とキレの好いスライダーには観るべきものがあります。もう少し身体を上手く使えるようになると、もっとストレートが生きて変化球の良さも変わってきそう。この選手は大型でもあり、少し長い目で見守って欲しいタイプだと思います。今後の更なる成長、期待してやみません。

(2011年 宮城大会)
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テーマ : 野球全般
ジャンル : スポーツ

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